「世界の最新エシカル事情:ニューヨーク 中小エシカルブランドを支えるショー」
オルタナ 2010年12月号
(冒頭一部ご紹介)
国では、05年に著名デザイナーが参画して環境に配慮した素材の服を披露する「フューチャー・ファッションショー」がニューヨークで開催されたのを機に、環境や社会に配慮したおしゃれなブランドが次々に生まれた。07-08年にグリーンが一大ブームになると、大手メーカーや小売が競ってエシカル・ファッションを導入したが、直後に襲った世界的な大不況で、ブームに乗っただけのグリーンウォッシャーが一斉にこの領域から手を引いた。残った企業の中には低価格でサステナブルな商材を提供する大手企業もあったが、そうしたビジネスモデルに異を唱える消費者は依然多く、ブランドを興して小規模ながらも真剣に環境・社会問題に取り組むデザイナーも後を絶たない。
業界側も中小ブランドを下支えする仕組みを確立している。NYでは、年2回のファッションウィーク会期中に環境・社会配慮型のブランドを集めたショーや展示会が同時開催されている・・・